SMBC日興証券をめぐる相場操縦事件で、東京地検特捜部は元副社長ら2人と法人としての「SMBC日興証券」を金融商品取引法違反の罪で起訴しました。
金融商品取引法違反の罪で特捜部に起訴されたのは、SMBC日興証券の元副社長・佐藤俊弘被告です。また、部下の山田誠被告と法人としての「SMBC日興証券」も追起訴されました。
特捜部などによりますと、佐藤被告は部下の山田被告らと共謀し、去年4月、特定の株価を維持するため不正な株取引を行った罪に問われています。
佐藤被告は山田被告らが所属する部署の統括責任者を務めていて、関係者によりますと、特捜部の調べに対し、「取引について報告は受けたが、違法性の認識はなかった」と起訴内容を否認しているということです。
SMBC日興証券をめぐっては、元幹部ら6人と会社が起訴される事態となり、一連の捜査はこれで終結するものとみられます。
（2022年4月13日放送）
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