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 2020年2月7日公開の映画『犬鳴村』(配給:東映)より、予告が解禁。

 Jホラーの第一人者である清水 崇監督(『呪怨』『THE JUON/呪怨』)が新作映画のテーマに選んだのは日本に実在する心霊スポット。九州にある犬鳴トンネルの先には“犬鳴村”と呼ばれる村があるという…。

 “犬鳴村“は福岡市内からそう遠くなく幹線道路からも離れていない場所に“あるはず”にも関わらず、地図上にその痕跡は残っていない。ただ分かっているのは、「旧犬鳴トンネルの先にある」と言われていることだけ。「近くの小屋には死体が山積みされている」「トンネルに入ると車に乗っていた男性が突然笑い出し、精神病院へ20年間入院した」といった恐怖体験が絶えないスポット…。果たしてこれらは単なる都市伝説なのか、それとも真実なのか…。

 主演、三吉彩花演じる主人公・奏が運転する車のフロントガラスに、女性が物凄い勢いで落ちてくる。そんな衝撃的なシーンから始まる予告は、奏の兄の恋人・明菜の叫び声と、奏の兄・悠真の「こっちに来るな!」と叫びながら恐怖に怯える表情から、身も凍る恐怖の始まりを感じさせる。そして奏が「地図から消された村」と1人呟くと、“近づくな”の警告が映し出され、一気に事態は加速。電話ボックスの内側についた血の手形、ひくひくと手だけが痙攣している傷だらけの女性、さらに犬鳴トンネルへと向かう奏たちの姿が次々と映し出される。身の回りで起こる数々の恐怖に怯える奏だが、祖父から犬鳴村はダムの底に沈んだと聞かされる…。鳴るはずのない電話ボックスから着信音が鳴り響き、そっと受話器を取ると「助けて…」の声が。果たしてその声は“犬鳴村”からのメッセージなのか。赤ちゃんの泣き声や、逃げ惑う奏が映る中、「終わらせたければ、その村の謎を解け」の赤い文字がおどる。最後、「犬鳴村って何なの…」と怯える表情の奏の上に、LINEのようなメッセージが大量に押し寄せ「もう会えないよ」という文字で映像は完結。

 奏の兄・悠真を演じるのは坂東龍汰。NHKスペシャルドラマ「花へんろ 特別編 春子の人形」で出演し注目されている。また悠真の彼女である明菜を演じるのは、雑誌二コラの専属モデルを卒業後、バラエティー番組や映画に出演する若手女優の大谷凛香。そして奏の運命を左右する謎の青年を、演劇集団・EBiDANに所属し、9人組ボーカルダンスユニットSUPER☆DRAGONのメンバー、古川毅が演じる。さらに奥菜恵、寺田農、石橋蓮司、高嶋政伸、そして高島礼子というそうそうたる面々が脇を固める。