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感染力1.7倍?英で変異種が猛威 欧州各地で混乱も(2020年12月21日)

感染力が最大1.7倍ともされる新型コロナウイルスの変異種。猛威を振るうロンドンなどで、事実上のロックダウンが始まりました。混乱はヨーロッパ各地にも及んでいます。

 20日、ロンドン市内でできた長い列。大型スーパーへと続いています。駅にも大勢の人が。この日、ロンドンを含むイギリス南東部では、新型コロナウイルスへの警戒レベルが「4」に引き上げられました。これにより、デパートなどの営業が禁止され、外出も厳しく制限される事実上のロックダウンに。交通機関には駆け込み客が相次ぎました。
 警戒強化のきっかけは、新たに見つかったコロナウイルスの変異種でした。
 イギリス、ジョンソン首相:「新型コロナの『変異種』は、感染力が最大1.7倍高い可能性があります」
 1.7倍は何を意味するのか。イギリスの専門家は・・・。
 専門家:「新たな変異種は『動き』が速い。そして、『感染力』もより強くなっています。だから、『感染拡大が速い』のです」
 ウイルスでは、こうした変異は日常的に起きているといいます。
 それでも、ヨーロッパの国々は敏感に反応。イタリア、ドイツベルギーなどもイギリスからの旅客機を一時、止めると発表。フランスは海峡トンネルを行く鉄道も21日から停止するとしています。しかし・・・。
 ロンドンで働くフランス人労働者:「家族に会うためにフランスに帰ります。4カ月以上、会えてないんだ。私の行動は無責任だと分かっている。変異種はイギリスから持ち出したくないが、これは個人の問題です」
 イギリスは今回の規制について30日に見直しを行うとしています。
 一方、日本の外務省は21日午後、対応についてこう話しました。
[テレ朝news]