新型コロナウイルスに感染したことがあるかどうかを調べる国の抗体検査の結果、抗体を持っている人の割合は東京都で0.1%だったことが分かりました。

 厚生労働省は1日から7日にかけて東京都と大阪府、宮城県で無作為で選ばれた7950人の抗体検査をしました。検査では2種類の試薬が使われ、どちらとも陽性が確認された人を「陽性」としています。その結果、東京都では0.1%、大阪府では0.17%、宮城県では0.03%の人から抗体が検出されたということです。加藤大臣は「一概にこれだけで語ることはできない。さらなる抗体保有率の調査を検討したい」としています。このほか、短時間で感染を調べられる抗原検査の手続きが簡素化されました。抗原検査は、精度の問題から陰性と判定されても合わせてPCR検査をする必要がありました。しかし、発症から間もない患者については抗原検査とPCR検査の結果がほとんど一致していることが分かり、PCR検査を不要とすることにしました。
[テレ朝news]