唐沢寿明演じる主人公の壹岐正(いきただし)は、陸軍中佐で大本営参謀。
終戦の詔に対し、参謀総長の命令書が出されていない以上武装解除に応じる必要がないと解する関東軍部隊の説得に努めた。
日ソ中立条約を犯して侵攻してきたソ連軍に拘置され、一方的な軍事裁判の結果重労働25年の刑を宣告されシベリアに送られる。 そこで11年の抑留生活をおくることになる。
帰国後参謀としての経歴を大門一三に買われ大門が社長を務める総合商社の近畿商事に入社。航空自衛隊の次期戦闘機選定争いの仕事で辣腕を振るうことになる。
その後大門に進言して「業務本部」を立ち上げ近畿商事を本格的な総合商社にするための努力を重ねるが、旧来の役員の反発を受ける。社内の役員からの反発などを受けながら出世を重ね、後半部では日米の自動車会社の提携、中東(イラン)での石油発掘プロジェクトにも携わっていく。
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