玉置浩二と絢香が、映画『天間荘の三姉妹』(10月28日公開、北村龍平監督)の主題歌「Beautiful World」を書き下ろした。作詞は絢香、作曲は玉置浩二、編曲を松本晃が担当した。その主題歌と楽曲使用した60秒の予告映像が解禁となった。

 本作は、高橋ツトム(※はしご高)の代表作『スカイハイ』のスピンオフ作品。天界と地上の間の街・三ツ瀬にある旅館「天間荘」を舞台に、交通事故で臨死状態となったたまえ(のん)が、“現世へ戻る”か“天へと旅立つ”かを決めるため、天間荘を切り盛りする、彼女の異母姉妹であるのぞみ(大島優子)とかなえ(門脇麦)、三ツ瀬の住民との出会いと別れ、旅館での仕事を通して、自らの魂の行方を模索していく物語。

 玉置浩二と絢香が書き下ろした主題歌は、アコースティックの優しい音色にのせて、2人の力強くも温かい歌声が響くバラード。「忘れないで また会う日まで」「生きていく」といった歌詞に象徴される、家族・友人・恋人など、大切に思う人との繋がりや記憶、それによって得られる温もり、ひとの生と死を描く本作の世界観をストレートに表現した。

■玉置浩二:コメント

 北村監督、松本晃彦さん、出演者のみなさま、並びに全てのスタッフ関係者のみなさま、本当にありがとうございました。

 絢香さんと私の歌が、映画を観にきてくださった、たくさんの方々の心を癒すことが出来たらと切に願っております。

 素晴らしい作品に、歌で参加させて頂けたことを心から感謝しております。
玉置浩二

■絢香:コメント

 玉置さんから「デュエットをやろう」とお声がけ頂き、憧れの方と歌をご一緒できる機会に恵まれ身に余る光栄でした。

 「歌詞は絢香」と、託してくださり、世代を超えて共有できる本質で言葉を紡いでいけたらと思いました。

 玉置さんが描かれた沁み入る旋律、壮大で美しい音、そして人生観を揺さぶるストーリーを前に、私自身あらためて深いところまで「生きる」ことについて考えるきっかけとなりました。

 このような作品に携われて幸せです。

 劇場に足を運ばれた皆様がどう感じられるか、公開がとても楽しみです!

絢香

■北村龍平監督:コメント

 作曲の松本晃彦さんと、編集が終わったばかりの映画を初めて一緒に観て、観終わった瞬間に二人とも同じことを言ったのが、「ここで聴こえてくるのは、玉置浩二さんの声しか考えられないね」ということでした。

 あとはもう当たって砕けろの精神で、玉置さんに映画を観ていただく機会を得ることができたのですが、凄く感銘を受けてくださって、すぐに原型となる曲が送られてきました。仕上げでスタジオに向かって歩きながら初めて聴いて、まだ歌詞もなかったのに涙が溢れてきました。

 天間荘の三姉妹は「生と死」「現世と天と地の間の世界」「過去と現在」「現在と未来」という、多くの二つの要素が絡まった物語なので、二人で唄ってもらえたらいいなと考えた時、玉置さんから「絢香さんと歌うのはどうですか」との名前があがり、それは素晴らしいとお願いしたところ、快諾していただきました。

■主題歌:「Beautiful World」

玉置浩二 feat.絢香
作詞 絢香
作曲 玉置浩二
編曲 松本晃

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