S,Rachmaninoff : Symphony No 2 in E minor , Op.27 Ⅲ,Adagio / 20km.North Northwest from Genkai-Nuclear-Power-Plant . Japan kyuusyu.
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andotowa と sanyuujin の コラボレーション。浅田真央 mao asada のだめ クラシック音楽 プルサーマル 福島原発  island sunset  唐津 長崎県 壱岐の島

「♪交響曲のアダージョ史上、屈指の名旋律

交響曲第1番の失敗により、極度のうつ状態となったラフマニノフは、
ダーリ博士の熱心な治療によって回復の兆しを見せ、
ついにはピアノ協奏曲第2番の成功により、完全復調を果たしました。

その後、グリンカ賞の受賞、ナターリヤとの結婚、そして娘を二人授かるなど、
幸福が一度に押し寄せてきたような充実した時期に、交響曲第2番は書かれました。
この曲でも大成功を収めたラフマニノフは、二度目のグリンカ賞を受賞しました。

作品の好評ぶりは”チャイコフスキーの「悲愴」以来の傑作”と称えられるほどで、
ラフマニノフの名声はいよいよ確固たるものになっていきました。
しかし、現代音楽へと向かう時代の流れなどもあり、
交響曲第2番は次第に忘れられた存在となっていきます。

そして再びこの作品が光を浴びるようになってきたのは、
ザンデルリング、スヴェトラーノフ、アシュケナージなどの指揮者たちの力が大きく、
カットのない全曲版の普及においては、ソ連でのコンサートの際、
ムラヴィンスキーから直接、全曲版の存在を知らされたという、
アンドレ・プレヴィンの功績によるところが大きいとされています。

プレヴィンは元はポピュラー畑の音楽家だったというだけあり、
映画音楽のように美しい、この作品の魅力を巧みに引き出しています。
ポピュラーといえばアメリカのロック歌手エリック・カルメンが、
76年に第3楽章の主題を元にした「「恋にノータッチ」というヒット曲を出しています。

エリックはその前にも、ピアノ協奏曲第2番の第2楽章をモチーフにした、
「オール・バイ・マイ・セルフ」という全米第2位の、大ヒット曲を生んでいました。
クラシックの協奏曲や交響曲がポップスとして、ビルボードのヒットチャートを
賑わすことは珍しく、ラフマニノフの旋律がいかに素晴らしいかを示す逸話と言えます。

交響曲第2番の第3楽章は、94年のテレビドラマ「妹よ」でも使用されていました。
主人公の和久井映見さん演じるOLが思いを寄せる、唐沢寿明さん演じる御曹司が
好む曲として使用され、当時はちょっとしたブームになったようです。 」
クラシック名曲サウンドライブラリーより転載