居酒屋大手のワタミが5日、新業態の飲食店を公開しました。レーンで運ばれてくるのはおすしではなく、和牛です。感染拡大を逆手に取って進化を遂げる外食事情を取材しました。
マダイのあぶり。皮をあぶること、柔らかな食感のなかに香ばしさが加わります。タイの生産量日本一を誇る愛媛県。養殖のマダイは春にピークを迎えますが、今年は新型コロナウイルスで大量に売れ残ってしまいました。
窮地に陥っていた生産者を助けようと、回転すしチェーンが200トンを買い取りました。生では良い状態が保てないため、回転すしチェーンの「熟成」技術が用いられました。
新型コロナで厳しい状況にある外食産業。居酒屋など多くの事業を展開するワタミが5日にオープンしたお店では、お肉が特急レーンに乗って運ばれてくるので接触を気にせず焼き肉が楽しむことができます。運ばれてきたのは和牛です。ワタミは料理の配膳にロポットを導入することで従来の居酒屋業態に比べ、従業員との接触が80%減るとしています。「新しい生活様式」に対応しようと、外食産業も大きく変わろうとしています。
[テレ朝news]