地震で大きな被害を受け、休診を余儀なくされている宮城・山元町の病院では、医療従事者へのワクチン接種のスケジュールに遅れが生じる心配が出ている。
山元町の国立病院機構「宮城病院」では、地震の影響で壁や天井が崩れ落ちた。
水道管も損傷し、水漏れが発生。
電子カルテを扱うパソコンや医療機器などが水をかぶり、現在、病院は休診中となっている。
この病院では、2月13日にワクチン保管用の冷凍庫が搬入され、医療従事者への接種に向けた準備を進めていた。
幸い冷凍庫には損傷がなく、正常に動くことが確認されたが、建物や設備の被害が大きく、ワクチンの接種スケジュールにも遅れが出る心配が出ている。
国立病院機構 宮城病院・永野功院長「建物の雨漏りが心配。職員一丸となって復旧作業を進めているが、いつ(復旧するか)は言えない状態です」
宮城病院では、休診中に院内の設備を確認し、ワクチンの接種体制を整えたいとしている。
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