聖女の魔力は万能です, by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=3560516 / CC BY SA 3.0
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『聖女の魔力は万能です』(せいじょのまりょくはばんのうです)は、橘由華によるライトノベル。
2016年4月29日から小説投稿サイト「小説家になろう」にて「タチバナ」名義で連載されているWeb小説を元に、2017年2月10日、カドカワBOOKS(KADOKAWA)より単行本化された。
イラストは珠梨やすゆきが担当している。
メディアミックスとして、2017年7月31日から藤小豆によるコミカライズが無料漫画配信サイト『ComicWalker』内のフロースコミックにて連載中。
2018年にはシチュエーションオーディオドラマ化されており、アルベルト・ホーク役を羽多野渉が担当していて、1と2のシチュエーションは無料、3つ目は原作第3巻の購入特典URLとして付属した。
さらに2020年にはディオメディア制作によるテレビアニメ化が発表された。
2020年10月5日から亜尾あぐによるスピンオフ漫画である『聖女の魔力は万能です 〜もう一人の聖女〜』が『ComicWalker』内のフロースコミックにて連載中。
2021年6月時点でシリーズ累計発行部数は240万部を突破している。
毎月数度の連載を行っていたが、2021年6月27日を最後に休止状態となっている。
本作品は橘由華が「タチバナ」名義で、2016年4月29日より小説家になろうに連載している。
掲載開始10日後の5月9日には小説家になろうの日間ランキング1位、1か月後の5月29日にはジャンル別ランキングにおいて日間・週間・月間で同時に1位となった。
累計では2017年6月時点で、14,288,206回(ページビュー)・3,684,023人(ユニークアクセス)に読まれている。
掲載開始8か月後の2016年12月28日には作者の橘由華より書籍として翌年2月に出版することが告知された。
書籍の内容は、小説家になろうの連載よりも「20%くらい増量しています」とし、「Web版を書くときに削った部分が追加されています」と大筋での差異は無いことが予告された。
書籍は2017年2月10日にカドカワBOOKS(株式会社KADOKAWA)より第1巻が刊行された。
橘は小説家になろうのトップページの賞の案内を見たことがきっかけで書き始め、参考のために閲覧した人気ランキングで男性向けでも女性向けでもタイトルに「聖女」が入っていることを知り、そこからプロットを組み立ていった。
作中のキャラクターは、「同じ職場で働きたい人」というコンセプトで設定されている。
そのため、登場人物のほとんどが主人公に好意的で、唯一主人公を冷遇してトラブルメーカーとなる人物(カイル王子)も過失と思い込みによるもので悪意はなく、悪人が一切登場しないのが特徴的といえる。
なお、カイル王子の処遇に関しては単行本2巻の作者あとがきの中で、当初のストーリー構想では断罪されて偽聖女アイラと共に国外追放される予定だったのを、「アイラがかわいそう」という読者の声が多かったため方針変更したと語っている。
HP・MP・レベル・魔法を含むスキルなどが、数値化されて確認できる異世界。
スランタニア王国では数世代に一度、国が瘴気に覆われ魔物が大量発生する時代がやって来る。
これまではそのたびに、魔を祓う力を持つ「聖女」が現れ、国を救ってきた。
過去一度だけ聖女が現れなかった時は、儀式により聖女を召喚した。
今回またも聖女が現れず、王と重臣たちは、やむなく伝説の儀式「聖女召喚の儀」を行う。
召喚されたのが小鳥遊 聖(セイ)と御園 愛良(アイラ)の二人の日本人であった。
しかし王国の第一王子カイル・スランタニアはアイラしか目に入らず、彼女だけを聖女として扱った。
無視されたセイは怒り、王宮を出ようとするが行く当てもなく、薬用植物研究所にて研究員として働き始める。
召喚から3か月後、王国の第三騎士団が魔物討伐で甚大な被害を受けるが、セイの作ったポーションで団長アルベルト・ホークらは回復する。
以降、ホークたちとの交流を続け、図書館で知り合ったエリザベス・アシュレイの頼みを聞いたり、宮廷魔道師団で魔法付与を行ったり、ホーク団長に魔法付与されたアクセサリーを渡すため、第三騎士団を訪ねるなどして日々を過ごしていた。
召喚から7か月後、城の書庫にあった本で回復魔法を学んだセイ…