紀平梨花が開けた、世界頂点への道程。ジュニアから研鑽を続けた“武器”でロシア勢に挑む
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全日本女王の貫録を見せつけた。非公認ながら自身初の4回転サルコウを決め、自己ベストを上回った。だが近年その強さをさらに際立たせているロシア勢とはまだ大きなスコアの差がある。
それでも間違いなく断言できる、世界の頂点への道程が開けたと。なぜなら、彼女にはジュニア時代から研さんを積み続けてきた、唯一無二の武器があるからだ――。

紀平が初めて4回転を成功させた一方で、ロシア選手権では…
昨年末に行われた全日本選手権・女子シングルでは、紀平梨花が試合で初めて4回転サルコウを決め、連覇を果たした。金メダリストとして臨んだ記者会見で、紀平は収穫と課題を振り返っている。

「今大会はショートもノーミスをすることができ、フリーでは決めたいと思っていた(4回転)サルコウを決めることができて、いい収穫もあります。それに課題もたくさん見つかって、いろいろなところで自分のベストではないジャンプもありましたので、そこを次の大会では修正して、完璧な演技を目指していきたいなと思います」
Video: https://youtu.be/cIKT4oQ6pOY