WHO(=世界保健機関)は、天然痘に似た症状が出る「サル痘」と呼ばれていた感染症「エムポックス」について、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」の宣言を終了すると発表しました。
WHOテドロス事務局長「専門家委員会の勧告を受け入れ、エムポックス(サル痘)がもはや世界的な健康上の緊急事態ではないと宣言できることをうれしく思う」
テドロス事務局長は11日、欧米を中心に広がり、日本でも感染が確認されている「エムポックス」について、緊急事態宣言を終了すると発表しました。
これまで111の国と地域で、8万7000人以上の感染者と140人の死者が確認されていますが、感染者が大幅に減少したことなどから、およそ10か月で宣言の終了に踏み切りました。
一方、テドロス事務局長は、「新型コロナウイルスと同様、引き続き公衆衛生上の大きな課題だ」として、警戒を怠らないよう呼びかけています。
(2023年5月12日放送「Oha!4」より)
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