『ジャンクSPORTS』(ジャンク・スポーツ)は、フジテレビ系列で放送されているスポーツを題材としたトークバラエティ番組である。

2000年(平成12年)4月11日から2010年(平成22年)3月21日までレギュラー放送され、レギュラー終了後は、特別番組として不定期に放送されていたが、2018年(平成30年)1月28日から再度レギュラー放送されている。通称は『ジャンク』『ジャンスポ』。こちらでいう「ジャンク」とは英語で「中毒」のこと。

概要
毎回様々なテーマを決め、ダウンタウンの浜田雅功らMC陣とゲストのアスリートらがトークを展開する。

また、様々な番組オリジナル競技でアスリートが対決するなどの企画もある。大相撲・プロ野球・Jリーグ・MLB・UEFAなどの知名度の高いスポーツの選手だけでなく普段マスコミではあまり取り上げられない知名度の低いスポーツ選手も恒常的にゲストに呼ぶのが特徴。また「アスリートの奥様」「スポーツマスコミ」「元アスリート芸能人」など、スポーツ関係者を広範に特集するなどとアスリート以外にもスポーツ業界の裏側が見られる事もしばしば。

この番組がきっかけで浜田はフジテレビ・FNS系列のトリノオリンピックの特別キャスターに起用された[注 1]。内田と当時ダウンタウンなどのマネージャーを務めていた吉本興業社員の木本公敏が2006年1月に結婚した(その後木本・内田夫妻は独立し個人事務所を設立)。

2000年4月11日より、毎週火曜日 23:00 – 23:30(『バラパラ』枠、以下すべてJST)で深夜帯でレギュラー放送開始した。

2004年1月11日より、毎週日曜日 19:58 – 20:54に移動して深夜帯からゴールデンタイム・プライムタイム帯へ昇格した。

2006年春期に、6年間レギュラー出演した俳優の金子賢が格闘家へ転身するために降板した。4月23日から俳優の石垣佑磨がレギュラーに加入した。

2006年9月24日は、本来のレギュラー枠はアニメスペシャル『ONE PIECE』となり、前枠の15:56 – 18:40で『ベルリンマラソン』 を予定していたが日本選手の欠場により中止となり、急遽16:00 – 18:00に『秋の大運動会 2時間スペシャル』として放送された。2002年のスペシャル以来となる、全国28局ネットで放送された。

2007年2月4日の放送は、21:00からの『発掘!あるある大事典II』がデータ捏造問題で打ち切られたため、『ジャンクSPORTS』は19:58 – 21:50の枠で放送し、後半部分は過去の未公開VTRなどで補填した。

2007年12月31日の18:30 – 21:00は『第58回NHK紅白歌合戦』の裏番組として『ジャンクSPORTS 2007大晦日スペシャル・浜田のハダカ祭り!!』が放送され、浅尾美和と西堀健実がビーチバレー対決第4戦を、「平成教育ジャンクSPORTS学院」と題して『熱血!平成教育学院』のセットを流用したパロディを浜田が学院長、内田が助手、石垣は生徒、長島一茂、古閑美保、土田晃之、本田朋子らが、内藤大助はボクシング対決、をそれぞれ行った。視聴率は第一部が二桁、第二部は8.5%となった。

2008年11月16日に、MCの石垣が暴行容疑で逮捕されて芸能活動を自粛するため、既に収録済みの3週分は編集でカットして放送、その3ヶ月間は浜田・内田の2人体制となった[1]。放送では浜田のバストショットの多用、内田はあまり映さず映す際には画面の両端に帯を入れる、合成で後ろのセットを石垣に被せるなどの編集が行われた。しかしながらわずかに肩や顔が見切れてしまっているシーンもあった。

2009年3月22日は19:00 – 20:54に『WE LOVE SPORTSスペシャル』として、スポーツ大好き芸能人によるトークスペシャルと当日開催された「2009年東京マラソン」に参加した芸能人による振り返りトークが生放送[注 2]された。また、当日の放送で新MCとして大東俊介(番組に先立ち東京マラソンに参加)が紹介されたことに伴い前任の石垣はそのまま降板となった。

2006年10月15日放送分よりタイトルロゴは従来の『ジャンクSPORTS』のままだが、一部新聞ラ・テ欄の番組名表記がロゴに存在しない「!」を付けて「ジャンクスポーツ!」に変更された。

2009年9月20日の2時間スペシャルは前半の時間が『熱血!平成教育学院』の枠であるため、2番組のコラボレーションで「平成教育ジャンクSPORTS学院」を放送した。

2010年1月23日の一部スポーツ紙に同年3月でレギュラー放送を終了すると報じられる。同年3月21日の2時間スペシャル「ジャンクアワード マル秘映像大賞」放送を以って、深夜時代も含めた約10年間にわたるレギュラー放送は一旦終了し、以後『土曜プレミアム』枠などで改編期などにおける不定期での特番として制作が続けられていた。

2018年1月28日から、毎週日曜日 19:00 – 19:57に2010年3月のレギュラー放送終了以来となる約8年ぶりにレギュラー放送が復活(再開後初回は19:00 – 21:54に3時間SP)。メインMCは、これまで通り浜田、女性MC(レギュラー3代目)には、永島優美(フジテレビアナウンサー)が務める。4代目のサブMCは不在になった。そして、発言テロップ等は同局の番組『VS嵐』、『VS魂』と同じ演出になった。ナレーターは伊藤利尋(フジテレビアナウンサー)が務める。また、フジテレビ系列の日曜19時台がレギュラー放送のバラエティ番組枠になるのは『日本語探Qバラエティ クイズ!それマジ!?ニッポン』以来の約3年ぶりとなる。なお『それマジ!?』以来4年間続いた、直前番組『サザエさん』からのジャンクションは、当番組より廃止された。

2018年10月からは20時台のフライングスタートが廃止されて、20:00終了となった。

2020年4月12日、放送開始20周年を迎えた。

2021年8月9日(月曜日)は本来の放送曜日ではないが、2020年東京オリンピックの閉会翌日であることから、臨時に枠移動の上「ジャンクSPORTS 緊急生放送で東京五輪メダリスト集結!舞台裏を大告白SP」として19:00 – 20:54に放送。なお、前日である8日の日曜日は通常放送された。

2022年4月以降、20時台の『千鳥の鬼レンチャン』のSP版および単発特番等で放送される傾向があり、月1 – 2回の放送になっていた。

2023年4月からはローカル枠(地域によっては他の日時での遅れ放送または打ち切り)に降格。制作局では土曜日17:00 – 17:30枠に移動し、30分枠短縮して放送される[注 3]。後継番組は木曜21時台でレギュラー放送されている『千鳥のクセがスゴいネタGP』が『千鳥のクセスゴ!』へ番組名を改題・枠移動して放送され、フジテレビの中村百合子編成制作局編成センター局長職兼室長兼編成部長は当番組も枠移動後もゴールデンタイム帯での特別番組としての不定期放送を継続するとしている[2]。