中国を12回名指しして批判を展開しました。国連総会の一般討論演説で、トランプ大統領が感染拡大について「中国に責任を負わせるべきだ」などと強硬的な発言を繰り返しました。

 国連は創設から75周年を迎えました。ただ、今年の総会では議場に各国首脳の姿はありません。新型コロナウイルス対策のため、演説はビデオで上映されました。アメリカにいるこの人もビデオ演説です。その中身は・・・。
 トランプ大統領:「見えない敵と激しい戦いをしている。中国ウイルスだ」
 WHO(世界保健機関)では差別の扇動につながるため感染症の病名に特定地域を使わない方針ですが、あえてなのでしょう。何しろその後も・・・。
 トランプ大統領:「明るい未来を追求するならば、この病気を世界に放った国の責任を問わなければならない。中国だ」
 自らの新型コロナウイルス対応への批判を覆い隠したいのか、大統領選に向けた支持者へのアピールなのか。約7分間の演説のなかで「チャイナ」「中国」と名指しすること実に12回。
 対する中国の習近平国家主席は・・・。
 習近平国家主席:「大国は大国らしく行動すべきだ」
 名指しは避けつつもアメリカを非難しました。
[テレ朝news]