去年の東京パラリンピック・ボッチャで銀メダルを獲得した小松市の田中恵子選手が、先月開かれたジャパンパラボッチャ競技大会で見事に国内初優勝を果たし、小松市長に報告しました。
田中選手は、母親の孝子さんらとともに14日午前、小松市役所を訪問しました。
宮橋勝栄市長は「このところうれしいニュースがなかなか無い中、市民にも大きな励みになります」と話し、笑顔で出迎えました。
東京で開催されたジャパンパラボッチャ競技大会には国内や韓国、タイから多くの選手が出場。感染対策を徹底した上で観客を入れて開催されました。
さらに、これまでは母親の孝子さんが、ボールを転がすための用具、「ランプ」を操作するランプオペレーターを務めていましたが、新たな可能性を探るため、今回初めて日本協会のコーチとコンビを組んで大会に挑みました。
そしてつかんだ国内大会、初優勝。2年後のパリ・パラリンピックに向けて期待が高まります。
田中選手は来年1月に開かれる国内最大の大会・日本選手権に出場する予定で初優勝を目指します。