コロナの影響で、3年ぶりの開催となったジャパンパラボッチャ競技大会。多くの観客も訪れた今回、海外からも選手が参加しました。

世田谷区出身、高橋祥太は8月19日、韓国の選手と対戦。「ランプオペレーター」と呼ばれるアシスタントを務めるのは、母親の礼子さんです。ボッチャはジャックボールと呼ばれる白いボールに、できるだけ自分のボールを近づける競技です。第2エンドに3点を獲得して逆転に成功した、青のボール・高橋。追いつかれて迎えた最終第4エンド、相手の赤のボールを弾こうとしたこの一投は、わずかに当たりが弱く…。惜しくも敗れた高橋ですが、日本最高峰の大会で表彰台。親子で勝ち取った銅メダルでした。

そして8月20日、東京パラリンピックの金メダリスト・杉村英孝がエキシビションマッチに登場。第1エンド、青の杉村が見せた去年の流行語大賞にノミネートされたこの技、スギムライジングです。およそ370人が集まったスタンドを大いに沸かせた日本ボッチャ界を背負う杉村。大会終了後に、観客の前でプレーできる喜びを「やっぱり良いですね、有観客で応援してくれる人がいるといないとでは違うので。選手自身も楽しんでプレーできると思うので。本当に今回こうやって多くの人が来て見てくれた事に感謝したいと思ってます」と語りました。