宗教の申し子ジッドゥ・クリシュナムルティの宗教全否定

Jiddu Krishnamurti 本家となぜか似たようなU.G. Krishnamurti という人までいてややこしいのだが、ジッドゥ・クリシュナムルティの話が面白い。

最近ぽっちゃりして美人の和久井映見の元旦那で雀士でありキムタクと喧嘩した萩原聖人とビートたけしが出てる映画教祖誕生のように、神智学の申し子として受け入れられたいわば教祖的選ばれし子であったクルシュナムルティがある日その教えを全否定したのである。集団やら師匠やらではなく個々人で心理を探れと解いた。その理解は個人によって度合いが違うがその探求こそが人生であるということ。

日本にも神智学のシュタイナー学院があるように、ゲーテ、ニーチェ、瞑想、グノーシス、啓蒙、ユネスコ、ガンディー、オズの魔法使い、宇宙、オカルト、薔薇十字、陰謀など哲学から精神世界まで多くを網羅し現代社会にまで影響を与えている思想である。

それをクリシュナムルティは全否定し、スピノザ的、日本の禅、八百万、ネイティブアメリカンの自然、ジョーセフキャンベルの言う各国の神話、レヴィ・ストロースの構造主義、老子の道、に通ずるあるがままを受け入れ個々の成長と安定を個人個人が気づけばいいとう感じ。

宗教にいながら宗教でありがちな教義や集団での行動、トランス状態や洗脳や依存や帰属意識の多幸感はまやかしで危険であるという気づきを解いた感じ。
全て無で結局どうでもいい感がおもしろい。

クリシュナムルティを崇拝したらそれは教えを学んでいないことになる感も好き。

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