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セクシュアリティ、欲望、権力がテーマ。米国インディペンデント映画の先駆的作品/特集上映『ベット・ゴードン エンプティ ニューヨーク』予告編



セクシュアリティ、欲望、権力がテーマ。米国インディペンデント映画の先駆的作品/特集上映『ベット・ゴードン エンプティ ニューヨーク』予告編

都市、欲望、孤独――。挑発的な創造性を放つ3作品!米国インディペンデント映画の先駆的作品を国内劇場初公開『ベット・ゴードン エンプティ ニューヨーク』予告編が解禁!

米国インディペンデント映画の先駆者の一人、ベット・ゴードン。1970年代末から80年代にニューヨークのアンダーグラウンドで起こった音楽やアートのムーブメント「ノー・ウェイヴ」周辺で活動した映画作家であり、「セクシュアリティ」「欲望」「権力」をテーマにした大胆な探求と創作を行っている。

その初めての長編作品『ヴァラエティ』(1983)と、中編『エンプティ・スーツケース』(1980)及び短編『エニバディズ・ウーマン』(1981)が、特集企画「ベット・ゴードンエンプティニューヨーク」と題され、一挙公開されることとなった。すべての作品が国内劇場初公開。

本企画の中心的な作品となる長編第一作『ヴァラエティ』は、これまでフェミニズム映画の文脈で捉えられながらも、「ポルノ」「ポルノ映画館」を取り上げてるために初公開当時から物議を醸し、様々な議論を起こしてきた。

この「挑発的」「攪乱的」とも言えるゴードンの企みに様々な才能が集結。脚本は実験的な小説家として日本でも1990年代に盛んに翻訳書が刊行されたキャシー・アッカー(『血みどろ贓物ハイスクール』)が担当。撮影はジム・ジャームッシュ監督『ストレンジャー・ザン・パラダイス』(1984)などで知られるトム・ディチロが担う。音楽は、ジョン・ルーリー。ディチロと共に初期ジャームッシュ組の重要人物であるルーリーが関わっていることからも、当時のニューヨークのインディペンデント映画を取り巻く状況、ひいてはアンダーグラウンドなアートシーンが垣間見られる作品とも言える。そして、ドキュメンタリー映画『美と殺戮のすべて』の被写体となった写真家のナン・ゴールディンが出演。本作制作時にスチール写真の撮影に携わった。

中短編2作品は、ゴードンの初期のキャリアである実験映画作家としての側面が色濃く出ている。『エンプティ・スーツケース』は国際映画祭などで上映されて高く評価され、『ヴァラエティ』制作への足がかりとなった作品である。この作品でもナン・ゴールディンが出演・参加している。また、『エニバディズ・ウーマン』は映画館「VARIETYPHOTOPLAYS」を舞台に制作され、長編『ヴァラエティ』のプロトタイプと呼べる作品であり、直接的な繋がりを持つ内容となっている。

この度解禁された特集上映の日本版予告編は、ゴードンの長編第一作『ヴァラエティ』のワンシーン、80年代初頭のタイムズスクエア前の風景から始まる。ポルノ映画館の受付で働く主人公がある男を追いかけ、自らの「欲望」に対峙する『ヴァラエティ』、都市を行き来する女性の孤独が際立つ、闘争的な実験中編『エンプティ・スーツケース』、『ヴァラエティ』のプロトタイプともいえる短編『エニバディス・ウーマン』が、留守番電話の声、街の喧騒音等とともに映し出されていく予告編に仕上がった。

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