有名人や公人の顔写真を利用して詐欺サイトへ誘導する広告に対処するため、Metaが「広告に写っている有名人の顔と、有名人のFacebookやInstagramのプロフィール写真を比較する顔認識システム」の導入を進めていることを明らかにしました。

Testing New Ways to Combat Scams and Help Restore Access to Compromised Accounts | Meta
https://about.fb.com/news/2024/10/testing-combat-scams-restore-compromised-accounts/

Meta tests facial recognition for spotting ‘celeb-bait’ ads scams and easier account recovery | TechCrunch
https://techcrunch.com/2024/10/21/meta-tests-facial-recognition-for-spotting-celeb-bait-ads-scams-and-easier-account-recovery/

FacebookやInstagramには、有名人の顔を使って人々の注目を集めるような広告がしばしば登場します。


Metaによると、個人情報や金銭を要求する詐欺サイトへ誘導するために有名人の画像を利用した広告が出されているといいます。FacebookやInstagramでは著名人の顔や名前を勝手に使った詐欺広告が大量に表示されており、日本でも前澤友作氏や堀江貴文氏といった著名人の顔写真を無断使用した悪質な広告が大量に公開されていることが問題になっていました。

Metaがついに詐欺広告について声明を発表するも改善案なしで「世界中の膨大な数の広告を審査することには課題も伴います」と言い訳するのみ – GIGAZINE


このような「セレブ詐欺」と呼ばれる詐欺行為の対策として、Metaは顔認識システムの導入を進めています。

Metaによると、システムがセレブ詐欺の可能性がある広告を検知した場合、顔認識によって「広告に写っている有名人の顔と、有名人のFacebookやInstagramのプロフィール写真」を比較し、一致した場合は当該広告をブロックするとのことです。

少人数の有名人や公人を対象とした初期のテストでは、セレブ詐欺を検出するスピードと効果を高める上で有望な結果が得られているといいます。

Metaは、今後数週間以内に、セレブ詐欺の被害に遭った複数の公人に対して顔認識システムへの登録を知らせるアプリ内通知を開始する予定とのことです。このシステムに登録された公人は、アカウントセンターでいつでもオプトアウトすることができます。


上記に加えて、アカウント保持者本人であることを確かめるために顔認識システムを使う方法も開発されています。

Metaによると、これまでは失われたアクセス権を回復する際に公的身分証明書などのアップロードを求めていましたが、代替手段として自撮り動画をアップロードするという方法をテストしているそうです。

この方法では、ユーザーが自撮り動画をアップロードすると顔認識システムがアカウントのプロフィール写真と動画を比較して本人であるかどうかを確かめるといいます。


Metaは「自撮り動画による本人認証はわずか1分で完了します。身元を確認する最も簡単な方法であり、アクセスを回復するための選択肢を広げるものです。ハッカーがアカウント回復ツールを悪用しようとし続けることは分かっていますが、動画による検証方法は従来の書類ベースの本人認証よりも悪用されにくいでしょう」と述べました。

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