10月28日の東京株式市場では、日経平均は大幅反発し、前日比691.61円高の3万8605.53円で取引を終えた。週末の衆議院選挙は与党の大敗という結果になったものの、市場ではこれは織り込み済みとの見方が強く、朝方から買いが先行した。

そうした中でゲーム・エンタメ関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業94銘柄のうち、上昇は94銘柄のうち、上昇は88銘柄(94%)、下落は5銘柄(5%)、変わらずは1銘柄(1%)で、ほぼ全面高の様相となった。

中で、カプコンやスクウェア・エニックスHDなど家庭用ゲーム大手が軒並み高となった。カプコンは、明日10月29日に第2四半期の決算発表を予定しており、好決算発表を期待した先回り買いという側面もあるようだ。

また、マイネットやバンク・オブ・イノベーション(BOI)、gumi、ケイブなども買われた。

前週末10月25日に子会社チューリンガムがNFTマーケットプレイス「Coincheck NFT」のいて、『Eternal Crypt – Wizardry BC -』の「Coincheck限定初心者向けバンドル」の販売を開始すると発表したクシムは急騰した。

半面、前週末10月25日に下請法違反を認められる行為があったとして、公正取引委員会から再発防止の勧告と指導を受けたことが明らかになったカバーは続落した。

ほか、トーセやNJHDなどがさえない。