アメリカのトランプ大統領は陸軍士官学校で演説し、アメリカ軍は海外への関与よりも自国の防衛を優先すべきだと強調しました。

 トランプ大統領:「アメリカ軍の任務は、よその国の再建ではない。外敵から我が国を守ることが任務だ」「聞いたこともない遠方の地で続く紛争の解決がアメリカ軍の役割ではない」
 陸軍士官学校の卒業式に出席したトランプ大統領はこのように述べ、海外への関与に否定的な考えを改めて示しました。トランプ大統領は11月の大統領選挙を前にこうした公約の実現を意識してアフガニスタンやイラク、ドイツに駐留するアメリカ軍の撤退や削減を進めていて、一部には在韓米軍の削減も検討しているとの声が出ています。一方で、トランプ大統領は演説のなかで新型コロナウイルスについて「中国から来た敵」だと指摘するなど、中国に対する強硬姿勢をアピールしました。
[テレ朝news]