新作アニメーション映画『アムリタの饗宴』、2021年公開予定。

『アムリタの饗宴』公式サイト

世界的にもほとんど例がない“たった一人で制作する長編アニメ映画”として、アニメ映画祭の最高峰、アヌシー国際アニメーション映画祭で正式上映され、世界四大アニメ映画祭の一つ、ザグレブ国際アニメーション映画祭では、日本映画で唯一、長編コンペティション部門にノミネートされるなど、世界中から注目を集めた映画『アラーニェの虫籠』。

『アラーニェの虫籠』公式サイト

そのスピンオフとなる新作アニメーション映画『アムリタの饗宴』が2021年に公開される予定。

今回そのティザームービーが初公開された。

ナレーションは、ヒロインの同級生役に選ばれたMoeMiが担当。
主演は未定。今後発表される予定だ。

この作品は、『アラーニェの虫籠』の前日譚(プリクエル)を描いたもの。
新ヒロインの女子高生たまひが、曰くつきの巨大集合住宅を舞台に、新たな怪異に巻き込まれる。
監督・アニメーション・音楽・原作・脚本は、前作に続いて坂本サクが担当。前作同様、今回もアニメーション制作の全工程を一人で行う。
製作・プロデュース・監修の福谷修、製作・著作の合同会社ゼリコ・フィルムも前作に続いて担当する。
総分数は未定だが、30分以上となる予定。

なお、『アムリタの饗宴』は、2020年8月に創刊したWEB映画マガジン「cowai」の第一回提供作品となる。

WEB映画マガジン「cowai」

他に、『アムリタの饗宴』は令和二年度文化庁文化芸術振興費助成作品に認定されている。

ストーリー
女子高生のたまひは、奇妙な幻聴や耳鳴りに悩まされていた。
ある夏の日の午後、たまひは友達との下校中、前方の集合住宅から飛び降りる人を目撃する。
急いで、落ちた場所に駆け付けるが、そこに人の姿はなかった。
唖然とするたまひは、また幻聴を耳にする。それは友達にも聞こえた。
やがて、たまひの目の前に異様な空間が現れる。
高まる幻聴、そして幻覚に見舞われたたまひたちは苦しみながら、その場から立ち去ろうとするが……。

(C)Saku Sakamoto / zelicofilm,LLC