緊急事態宣言が続く中、東京オリンピックの本番を想定して陸上競技のテスト大会が開催されました。
陸上競技のテスト大会は無観客の中、国立競技場で行われ、海外選手２０人を含む３５０人の選手が出場したほか、１６００人を超える大会関係者が運営に携わりました。
選手や関係者には事前にスクリーニング検査が行われたほか、選手と関係者の動線を分けたり競技の備品を消毒したりと、本番を想定した感染症対策も実施されました。このテスト大会を視察した世界陸連のセバスチャン・コー会長は「開催に不安な気持ちは理解できる」としたうえで、「厳しい規則を設ける。ぜひご安心頂きたい」と呼びかけました。
「どういうことだったら安全に大会の運営ができるのか、安心してご理解を頂けるか、事例を一つ一つ積み重ねていきたい」（組織委員会・森泰夫 大会運営局次長）
一方、会場の周辺では東京大会の開催に反対するデモが行われ、集まった１００人を超える参加者がプラカードを掲げながら大会の中止を求め行進しました。（09日23:59）
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