オリンピックを巡っては、医療を支える現場からも異論が上がっています。
12日、愛知県内の看護師や医療関係者による労働組合「愛知県医労連」は、大会組織委員会が看護師500人の派遣を要請していることに反対しています。
12日は、医療体制が逼迫(ひっぱく)している現状と、労働環境や待遇の改善を訴え、県庁前でデモを行いました。
現役の看護師(25)は「負担が増えたのに、給料面では何も変わらないし、病院の減収によりボーナスが半額になったりもしたので、『もうやってられない』と辞めた方がいる」と話していました。
■IOC会見で記者が「東京五輪反対」
一方、IOC(国際オリンピック委員会)が12日に行ったオンライン記者会見で、ハプニングが起きました。
質問に立った男性記者が「NO OLYMPICS in TOKYO」と書かれたタオルを掲げ、「五輪開催反対」などと訴えたのです。
インターネットメディアの記者と紹介されたこの男性は、IOC側に質問を一切せず、抗議に終始しましたが、すぐに会見の映像に切り替えられました。
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