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家に縛られた娘。亡き父に後悔を持つ息子。ある島で起こるふたつの親子が贈る感動のミステリー『望郷』。

『告白』『白ゆき姫殺人事件』「リバース」など、ヒット連発のミステリー作家・湊かなえの累計・50万部突破のベストセラー小説「望郷」が、主演に貫地谷しほりと大東駿介を迎え、完全映画化!

『ディアーディアー』(第39回モントリオール世界映画祭正式出品)、『ハローグッバイ』(第29回東京国際映画祭日本映画スプラッシュ部門正式出品)などを手掛ける菊地健雄が監督を務め、出演陣には木村多江、緒形直人ら、実力派俳優が名を連ね、親子の感動ミステリーが誕生した。

この度、本編より、幼馴染である夢都子と航が故郷の島で再会を果たす冒頭シーンが解禁された。生まれ育った故郷に縛られる夢都子(貫地谷しほり)と、亡き父に確執を抱えたまま成長し、地元の島に戻ってきた航。二人はこの島で育ったかつての同級生だった。夢都子は家庭を持つ母になり、航は中学校の教師として地元の中学校に勤務。久しぶりに再会を果たした二人は、子供の頃の思い出を語り合ううちに、それぞれが抱えている自身の家族との関係性を見つめ直すところから物語が始まる。

「望郷」は原作者の湊かなえが、自身の地元である因島を舞台に書いた小説。撮影は、実際に因島を含む瀬戸内海地方の島で行われた。菊地健雄監督の演出のもと、菊地監督とのタッグは3回目になるカメラマンの佐々木康之(『ディストラクション・ベイビーズ』、『PARKSパークス』)が切り取る、都会にはない、時間がゆっくりと過ぎているような感覚を覚える映像美と、それでいてどこか閉塞感漂う、そんな島の景色と雰囲気も見どころだ。
2017年9月16日公開