アメリカ政府は日本への渡航警戒レベルを最も厳しい「レベル4」に引き上げ、「渡航中止」を勧告しました。東京オリンピックの開幕まで2カ月を切ったタイミングに影響を懸念する声も広がっています。
アメリカから見た日本は、かなり危険な事態だと映っているようです。
CDC(疾病対策センター)が出した最新の警戒レベルによりますと、日本は感染流行地のインドやスリランカなどと同じ赤色で表示。
これを受け国務省が24日、4段階で最も厳しい渡航中止に引き上げました。
日本についてCDCは、「ワクチン接種を完全に終えた人でも変異ウイルスに感染するリスクがあるかもしれない」と指摘しています。
一方、対策に厳しい目を向けられた日本政府。
ワクチン接種が他の先進国と比べて大幅に遅れ、感染状況や医療体制の改善もなかなか進んでいないなか、影響が懸念されるのが開幕まで2カ月を切った東京オリンピックです。
約600人の選手が参加予定のアメリカ・オリンピック委員会は国務省による「渡航中止」勧告を受け、出場に影響はないとする声明を発表。
しかし、海外選手団の事前合宿地では平静を装ってはいられないようです。
そして、バッハ会長が25日に改めて東京五輪開催に意欲を示しました。
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