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菊池桃子、渡辺美奈代、松本伊代が人気パティシエとスイーツでコラボ



有名パティシエが手がけた、菊池桃子にちなんだ桃入りロールをコンビニで。首都圏で約700店を展開する中堅コンビニのスリーエフ(本社・横浜市)が会社創立30周年を記念し、元アイドルで現在もテレビなどで活躍する「マドンナ」タレントとパティシエら3組が共作した「スーパーコラボスイーツ」をこの秋順次発売する。27日に都内で開かれた発表会で、企画に参加した菊池桃子、渡辺美奈代、松本伊代の3人が顔をそろえた。
 コンビニがオリジナルデザートを発売する先駆けとなった同社のプライベートブランド「オンブラージュ」シリーズの15周年も記念した企画。第1弾として、菊池桃子と東京・自由ケ丘の菓子店「モンサンクレール」オーナーシェフの辻口博啓さんが共同監修した「The Premium Roll ~MOMO~」と「渋皮栗のモンブランロール」を10月15日から発売する。渡辺美奈代は兵庫・三田「エスコヤマ」の小山進さん、松本伊代は東京・恵比寿の「Toshi Yoroizuka」の鎧塚俊彦さんとそれぞれ2商品を共作するほか、年末には3組によるクリスマスケーキも発売される。

 菊池桃子は「最近流行の甘さ控えめスイーツは、物足りなくて2個食べてしまう」ほどの甘味好き。「ひとつで甘さを満足させ、素材で低カロリーに抑えるマジックはありませんか、とシェフにお願いした」結果、スポンジに低カロリーの米粉を使ったロールケーキができあがったという。渡辺美奈代のペアは「お子さんからお年寄りまで喜んでいただけるシンプルな味」のプリンとロールケーキを企画。松本伊代らは半熟ばやりの世相に対抗して「オトナっぽい、完熟的なチーズケーキ」などを準備中という。

 いずれも40代のパティシエらも、往年のアイドルとの出会いを喜んだ。発表会に出席した辻口さんは「菊池桃子の『桃』を使わないと始まらないな、と思って桃のコンポートを使った。頭の中は桃一色でした」。女優川島なお美の夫である鎧塚さんは「僕は元アイドルと結構相性がいい」「お会いしてみると、伊代さんは16歳のときと全然……は言いすぎですね。ほとんど変わっていなかった」と会場を笑わせていた。

 中居勝利社長によると、スリーエフの顧客の中核を占めるアラフォー層を想定した企画だという。「社内で『社長の個人的趣味』と冷やかされたが、半分当たっている」と言う中居社長は47歳。「テレビで『世界名作物語』を見て育ち、アイドルにあこがれて大人になり、バブル期を体験して夢を持って成長した世代。夢の中でしか会えなかったアイドルと、スイーツを通じて夢を提供しているシェフパティシエと一緒に夢を届けたい」と話していた。