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共和党からも「バイデン勝利」“政権移行”準備進む(2020年11月11日)

アメリカの大統領選挙で勝利が確実となっているバイデン氏は各国首脳と相次ぎ電話会談を行うなど、着々と政権移行に向けた準備を進めています。1月20日の就任式に向け、準備が進む首都・ワシントン周辺で10日、集会が行われていましたが、選挙とはもう関係ないものでした。医療保険制度の“オバマケア”の撤廃の可否を争う違憲訴訟の審理が、最高裁で始まりました。トランプ大統領が、嫌っていたオバマケアですが、最高裁は存続させる可能性が高いとの見方が強まっています。会見を行ったバイデン氏は、ポストコロナのためのオバマケア拡充を強調しました。
バイデン氏:「新型コロナの合併症が新たな持病とされ、保険料の引き上げや加入拒否の理由とされるかもしれない。1月20日からハリス次期副大統領と共に全力を挙げて、医療費負担の軽減に努めると約束する。オバマケアの大幅な拡大から始まる。トランプ政権が我々の勝利を認めなくても、我々の移行準備の流れに変更はない」

一方、トランプ政権内では、国防長官の解任に次いで、アンダーソン国防次官代行ら高官3人が辞任しました。後任には、トランプ大統領に忠実な人物が就いています。
下院軍事委員会・スミス委員長(民主党):「政権移行中に国防総省の高官を入れ替えることほど危険なことはない。国防総省の骨抜きが始まったといえる。よくて“不安定”、最悪の場合は“危険”な状態になる」
不安定な現状に共和党内からは、このような意見も出るようになってきました。
ステープルトンモンタナ州務長官(共和党):「私自身もンタナ州としても、あなたを支持した。でも、もうおしまい。つらい気持ちをこらえ、バイデン氏を祝福しよう」
ロイター通信などの調査では、共和党員の約6割がバイデン氏の勝利を認めています。4年前の今ごろは、引き継ぎが始まっていました。
バイデン氏:「今の状態は率直に言って恥ずべきことだと思う。どういう言い方が差し障りがないのか。
[テレ朝news]