歴史的な舞台になるかもしれない。10日に東京・渋谷パルコ劇場で初日を迎えた吉田羊主演のシェークスピア劇「ジュリアス・シーザー」。
何が歴史的かというと、主役ブルータスを演じる吉田をはじめ、シーザー役のシルビア・グラブ、シーザーの腹心の部下アントニー役の松井玲奈、ブルータスをシーザー暗殺の陰謀に巻き込むキャシアス役の松本紀保など出演者がすべて女性という異色舞台だ。これまで蜷川幸雄演出で小栗旬主演「間違い喜劇」、北村一輝主演「恋の骨折り損」など出演者すべて男性という舞台は何度も見たけれど、今回のような本格的なオールフィメールのシェークスピア劇は初めてだった。
パンフレットに寄稿しているシェ