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 昨年10月に乃木坂46を卒業した白石麻衣(28)が、テレビ朝日の深夜ドラマ「漂着者」に新聞記者役で出演中だ。

「同作は乃木坂の生みの親、秋元康氏の企画・原作で、斎藤工主演の異色ミステリー。白石は乃木坂時代に連ドラ出演経験はあるが、卒業後は初。今後、女優としてやっていけるかの試金石になる」。

 乃木坂時代は5曲でセンターを務めた白石。17年に出した写真集「パスポート」が50万部発行という驚異のヒットを飛ばした「ビジュアルクイーン」だ。

「卒業後は『これと決める段階ではない』と含みを持たせ、登録者135万人のYouTubeでゲーム実況をするなど、今ひとつ方向性が定まらないように見えた。さすがのルックスだけに存在感のあるたたずまいは持っているが、演技がまだまだそれに追いついていない。女優以前の『えらく綺麗な子が画面にいるな』という域にとどまっている」。

 一方、今期有数の話題作といえば「ハコヅメ」(日テレ)。戸田恵梨香(33)、永野芽郁(21)をダブル主演に据えた、コメディ色の強い警官ものだが、捜査一係の刑事役で出演しているのが西野七瀬(27)だ。白石と乃木坂で一時代を築き、センターを務めた楽曲は7曲と、白石を上回る。

「白石よりも2年早く卒業した西野は『グータンヌーボ2』(関テレ)のMCを務めるなどタレント活動もするが、『お芝居をずっと続けていきたい』と、女優志向が強い」。

西野の演技の評価は……
 実際、19年の「あなたの番です」(日テレ)、昨年の「アンサング・シンデレラ」(フジ)など、連ドラ出演経験は白石に先行するが、その演技についてはやはり辛口の評価が多い。

「抑揚に乏しく、滑舌も今ひとつ。まだまだ下手と言わざるを得ない。『ハコヅメ』での永野芽郁の弾むような演技と比べると差が際立つ。同性支持が高かった白石に対し、熱烈な男性ファンに支えられてきた西野だけに男性視聴者の吸引力にはなっているが……」。

 共にアイドルから脱する年齢に差しかかっており、女優としての実力向上が焦眉の急という。

「元欅坂46の平手友梨奈はまだ20歳だが、今年『ドラゴン桜』で女優をやっていけることを示した。元AKB48勢で最も女優としての評価が高い川栄李奈(26)も、卒業して6年経つが白石、西野より年下。乃木坂は今後、世代交代のためメンバーの卒業ラッシュになると見られるだけに、2人が早く“成功例”を示したい」。

 卒業後もなかなか厳しい登り坂。