映画『見えない目撃者』が、20日より全国公開。交通事故によって自らの視力を失うとともに最愛の弟を亡くし、更には警察官の道までも絶たれた主人公の浜中なつめは、ある日、車の接触事故に遭遇、その事故現場で車の中から聞こえた女性の声から誘拐事件が起きていると考え、聴覚、触覚、嗅覚などで感じた手がかりを駆使し事件を追う。やがてそれは「女子高生連続殺人事件」に発展、猟奇殺人犯は真相に近づこうとする なつめの身にも迫っていく…。主演は吉岡里帆。悲しい過去を抱え葛藤しながらも、立ちはだかる障害や迫りくる危機に果敢に立ち向かう難役に挑み、俳優としての新境地を見せる。共演には高杉真宙。なつめの「人を救いたい」という熱意に感化され、彼女の“もう一つの目”となり事件に立ち向かっていく一人の少年を静かに熱演している。監督は森淳一。『Laundry』(02)で 長編映画デビュー後、『重力ピエロ』(09)や、昨年のドラマW『イアリー』など人間の内面を抉り取るようなサスペンスを得意とし、本作を強烈な戦慄を覚える究極のノンストップ・スリラーへと昇華させた。
作の主題歌の「ユラレル」は、完成前の本編を観たみゆなが同作のために特別に書き下ろした楽曲。主人公なつめの事件に対する怒りや、自身の不甲斐なさを呪う叫び、そして様々な困難が降りかかる中でも猟奇殺人鬼に挑む強い覚悟、さらには事件の犠牲となっていく女子高生たちと同年代のみゆなの等身大の想いをも乗せた、渾身の一曲に仕上がっている。
16日、みゆなの楽曲に合わせて、新たに解禁となる劇中シーンがふんだんに映し出されていく本編特別映像「みゆな主題歌ver.」が解禁された。助けを求める少女の微かな声を聞き取り、誘拐事件であると確信したなつめが、偶然現場に居合わせた”もう一人の目撃者”の春馬と共に、猟奇殺人事件の真相に迫っていく様子が、みゆなのこの作品に寄り添い作られた歌詞と、本編の映像と共に描かれる。凶悪な事件の前に立ち尽くす警察官たち、誰にも信じてもらえないなつめの悲しみ、なつめと共に事件解決のために奔走する春馬、最初は疑っていたが、次第に真相に近づくなつめに驚く刑事の木村や吉野、孤独を感じる女子高生たち・・・数々の登場人物たちの想いが、みゆなが作り上げる独創的な世界観と見事にリンクし、心を揺さぶる。本作への一層の期待感が高まること間違いなし!映画を観る前はもちろん、観た後も映画に込められたメッセージ性をより深く実感できるはずだ。