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 女優の新木優子さんが12月12日、東京都内で開かれた玉木宏さんの主演映画「悪と仮面のルール」(中村哲平監督、2018年1月13日公開)のプレミア試写会に登場した。作品のテーマにちなんで「誰かをいちずに思うこと」について聞かれた新木さんは、「女性は男性に守られたいと絶対に思いますが、これは究極だなと。でも究極なので私生活には転がってない」と現実的に答えつつも、「そういう方がいればステキだなと思いますけれど。見つけられたらいいなと思う」と話した。

 新木さんは「自分を捨ててまで愛せる人ですよね。愛される人もすごいと思のですが、やはり愛する人の方が何倍も何百倍もすごい。努力や葛藤と闘いながら思っていると思うので……」と情熱的に語った。司会から「そういう男性はすてきですよね?」と念押しされると新木さんは「すてきだと思います」と即答。司会から「どう思いますか?」と振られた男性陣の玉木さんと吉沢亮さんは、答えに困って無言になり、玉木さんが「リアクション!」と吉沢さんに回答を押しつけて観客の笑いを誘った。試写会には、原作小説を手掛けた芥川賞作家の中村文則さん、中村監督も出席した。

 「悪と仮面のルール」は、中村さんが2010年に発表した小説で、特殊な環境で育ってしまった男の究極の愛の物語。悪となるために“作られた”少年・文宏は、愛する少女・香織を守るため、父を殺し、顔と名を捨て、そして香織の前から去る。香織と別れた文宏は別人になりすますが、香織を守るため再度、罪を犯すことを決意する……というストーリー。