AKB川栄李奈、涙のスピーチ 卒業後初仕事は舞台『AZUMI』主演
川栄李奈(前列左から2人目)を涙と笑顔で送り出したAKB48メンバー(C)ORICON NewS inc.
AKB48の川栄李奈が2日、さいたまスーパーアリーナで行われた卒業コンサートで、1万8000人の観客に向けて涙ながらに手紙を読み上げ、感謝の思いを告げた。卒業後の初仕事として、舞台『AZUMI 幕末編』(9月11日~24日、東京・新国立劇場 中劇場)の主演を務めることが発表され、高橋みなみは「川栄、すごいよ」と親のように号泣し、会場内は大きな祝福に包まれた。
【ライブ写真一覧】川栄李奈の卒業コンサートでメンバーも涙
ファンに向けて手紙を書いてきたという川栄は「去年の総選挙では皆さんにご心配をおかけして申し訳ありませんでした」と昨年5月の握手会襲撃事件について遠回しに言及し、「これから先、何が起こるかわからないから、私はやりたいときにやりたいことをやろうと思いました」と涙ながらに手紙を読み上げ、「いつかテレビや舞台でたくさん活躍する姿を皆さんに見せることが私なりの恩返しだと思っています。決して簡単なことではないけど、日々努力して頑張ります。5年間本当にありがとうございました」と感謝を伝え、深々と一礼した。
しんみりするのは川栄らしくないと、13年4月に放送されたフジテレビ系『めちゃ×2イケてるッ!』の期末テスト企画でメンバー最下位となり、おバカキャラでブレイクするきっかけとなったBKA48の「ハステとワステ」をパフォーマンス。“バカセンター”として、この日出演した109人のセンターに立った川栄は、晴れやかな笑顔を浮かべた。
セレモニーではメンバーの中でもとりわけ仲が良かった後輩の高橋朱里、先輩の横山由依が代表して手紙を読み上げた。高橋が「(事件の影響で)AKB48としてできることが限られてきて、自分がAKB48にいたいか、いたくないかではなく、必要じゃないんじゃないかと、何回も自分を責めていたよね」と裏話を明かすと、客席からはファンの泣き声が漏れた。
総監督のたかみな「朱里の手紙にもあったように、自分が必要かどうかで悩んでいることは気づいていました。でも、必要じゃなかったら、こんなにみんな集まらないよ。川栄のこと、みんな大好きです」と思いの丈を伝え、川栄はほほにつたった涙をぬぐった。
メンバーが左右に分かれて作った花道に送り出された川栄は「AKB48に入れて本当によかったと思っています。たくさんのメンバー、ファンに出会って、皆さんがいる限り、私は頑張れると思います」とあいさつ。最後は、思い出のスナップが映しだされたスクリーンの中へ消えていき、代わりに額縁に入った川栄の笑顔の写真が残された。
.
引用元 Yahooニュース
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150802-00000311-oric-ent