北九州の港町呼子で暮らす佐用子は、女手一つで息子を育てるため民宿をやっている。
 ある日、行方不明の夫・正男(高橋)に金をだましとられた地元のヤクザ・大島が子分を連れて佐用子の元へ嫌がらせに来た。
 民宿を壊そうとしたところを、泊り客の岩下(古谷)が助け、佐用子はそんな岩下に惹かれていく。
 しかし、岩下自身も実は、東京の暴力団に雇われたヤクザで2000万円の金を暴力団から盗んだ正男を追っているのだった。