国民祭典では各界の代表者が天皇陛下へのお祝いの言葉を述べた。
芸能界からは、女優・芦田愛菜さんが美しい振袖姿でお祝いの言葉を述べた。
読書好きの芦田愛菜さんらしく、言葉選びが秀逸。
謹んで申し上げます。
天皇陛下ご即位にあたり、心よりお祝いを申し上げます。
また、このような記念すべき国民祭典にお招きに預かり、お祝いと感謝を申し述べる機会をいただき、緊張しておりますが大変光栄に存じます。
即位礼正殿の儀での陛下のお言葉を拝聴し、日本、そして世界の平和に対する陛下のみ心に心を打たれました。
陛下は、松尾芭蕉の「奥の細道」をお読みになったことがきっかけで水にご関心を持たれ、長きにわたってご研究をなさっているとお聞きしました。
そして、水を通して世界のさまざまな問題をとらえ、そのことが平和につながるとのお考えをお持ちであると知るに至りました。
わたしも、大好きな読書を通じ、知識を得ること、そして、その知識をふまえて行動に移す、そのことが大切であるのではないかと考えるようになりました。
陛下のみ心を受け、どんなことでも思い立ったことは迷わず実行できるようになりたい、そう思っております。
新元号「令和」は、万葉集からの出典だったということを知り、昔の日本の書物から新しい時代の元号が作られるということは、なんてすてきなことなんだろうと、深く感動しております。
古くから日本に伝わる文化を大切にしつつ、新しい日本へと躍進していく、そんな時代になっていくことを切に願っております。
最後になりますが、いつまでも両陛下がお健やかであられますようお祈り申し上げ、お祝いの言葉といたします。
令和元年11月9日 芦田愛菜
(2019/11/09)
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