SSSS.DYNAZENON, by Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki?curid=4048108 / CC BY SA 3.0
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電光超人グリッドマン 」 SSSS.GRIDMAN 」 SSSS.DYNAZENON 『SSSS.DYNAZENON』(ダイナゼノン)は、TRIGGER制作による日本のテレビアニメ作品。
2021年4月から6月にかけてTOKYO MXほかにて放送された。
円谷プロダクションの特撮ドラマ『電光超人グリッドマン』を原作とする完全新作アニメーション第2弾であり、2018年放送の第1弾『SSSS.GRIDMAN』と共にメディアミックスプロジェクト『GRIDMAN UNIVERSE』の中核をなす。
放送終了後は、『GRIDMAN』と共に『GRIDMAN UNIVERSE』の新プロジェクトへの参加が発表された。
本作品は、『SSSS.GRIDMAN』放送中の2018年12月に企画されたことに端を発する。
『SSSS.GRIDMAN』の好評に基づく打診を受けた雨宮哲だったが、スタッフ陣が次が無いつもりで『SSSS.GRIDMAN』を完結させたためにファンの望むような正当続編を作るのが難しいと感じており、また自身も単なる続き物はやらないつもりでいた。
しかし、続編でなくとも構わないという意見を受けたことから制作に着手し、『SSSS.GRIDMAN』と関係のない合体ロボットの企画を経て、最終的には原作に登場する「ダイナドラゴン」の要素を汲んだ、ヒーロー(グリッドマン)ではない2号ロボットが主役の本作品の構想へと繋がった。
タイトルも、当初は「SSSS」の文字を反転させた「ZZZZ」にする予定であったが、同時期に放送されていた『ウルトラマンZ』と重複することから、現在の形となった。
スタッフは、雨宮が打診を受けた時から『SSSS.GRIDMAN』と同じスタッフが揃うことを希望していたこともあり、脚本の長谷川圭一、キャラクターデザインの坂本勝、音楽の鷺巣詩郎などが続投することとなった。
キャストはオーディションによって選定された。
具体的には、受けたいキャラクターの芝居のみならず、役とは関係のないフリートークや一人芝居がテープオーディションの段階から要求され、前作と同様に自然な演技に比重を置くものとなった。
メインキャストの1人である榎木淳弥は、アフレコ現場の大半がほぼ地声で役を演じていたことや、自然な喋りを目指して演技していたことをラジオ内で振り返っている。
前述の通り、本作品はダイナドラゴンをモチーフとする合体ロボット「ダイナゼノン」を中心としたロボットアニメとなっている。
元々ダイナドラゴンは、尺の都合で『SSSS.GRIDMAN』に登場させられなかった要素だったが、雨宮がグリッドマン役の緑川光よりダイナドラゴンが登場する作品を強く熱望されていたことや、かつてTRIGGERの大塚雅彦より合体ロボット物の作品を提案されていたこと、緑川と同じ思いを抱くユーザーがいるのではとの考えから、企画が展開された。
同時に、ダイナドラゴンが初登場した原作第18話『竜の伝説』におけるミイラや伝承の要素も取り入れられた。
ストーリーは『SSSS.GRIDMAN』同様、原作の『電光超人グリッドマン』を知る入口となる作品にすることが意識されており、ストーリー構成も、「マーチャンダイジングごっこ」と称される架空の商品計画に沿って各話のネタや大まかなストーリーラインを決めた後、長谷川が調整を行う手法が引き続き採用された。
マーチャンダイジング設定は、玩具サイズに縮小するロボットたちが登場することも理由に挙げられ、登場人物たちが日常的に触れることで、プロップとして扱われるようにする狙いがある。
この一方で、前作の結末を無かったことにしたくないとするスタッフの総意から、ダイナゼノン単体で前作と同じ面白さを追求することが志向され、世界観、設定、登場人物は一新された。
ストーリーの中盤では、『SSSS.GRIDMAN』の要素であるグリッドナイトが登場するが、これはマーチャンダイジングの流れに沿ったテコ入れ的な設定であり、主人公サイドがパワーアップするにあたっての追加要素として意図的に設定された。
主題は複数あるものの、全体としては「仲間」をテーマにしており、個性の異なるキャラクターたちが心を合わせてダイナ…