【秋華賞(日曜=14日、京都芝内2000メートル)稲富菜穂のだいじょばないWeb編】いよいよ牝馬3冠レースの最終戦、GⅠ秋華賞が今週末に迫ってきた。一枚上の切れ味で連勝街道を突き進むアーモンドアイが2012年ジェンティルドンナ以来となる史上5頭目の3冠を達成できるかが一番の注目ポイントだが、栗東のライバル陣営もすんなり白旗をあげるわけにはいかない。強敵には敬意を表しつつも、隙あらば…とマックスの状態まで馬を仕上げて迎撃態勢を取っている。今年も熾烈な乙女の最終バトルが繰り広げられそうだ。そんな中、当コーナーが突撃インタビューを敢行したのがラッキーライラックの松永幹夫調教師。桜花賞2着、オークス3着と春は栄冠まであと一歩のところで終わったが、オークスに関しては「前の馬を怖がるそぶりを見せていて、力を出し切っていない」とトレーナーは100%のパフォーマンスではなかったと振り返る。ひと夏を越して背が伸びて体のボリュームも増しており、確かな成長が見られるのは頼もしい限り。舞台は器用さが求められる京都内回り2000メートルだが、これに関しては「前に行けるし、走りやすいと思う」とプラス材料になりそう。2歳女王の底力をもってすればアーモンドアイの3冠阻止というシナリオも十分あるはずだ(3日撮影)。
稲富菜穂ツイッター